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2012年5月21日

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ロンドン(CNN) アルツハイマー病の前触れとなる軽度認知障害(MCI)の高齢者が毎日ビタミンBを摂取すれば、脳萎縮を抑制できるかもしれないとする実験結果を、オックスフォード大学の研究チームが9日の科学誌で発表した。

研究チームは軽度の記憶障害がある168人を被験者として、半数にビタミンBの錠剤を、残り半数には偽薬を2年間にわたり服用してもらい、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)を使って脳萎縮の程度を調べた。

その結果、葉酸、ビタミンB6、B12を含む錠剤を飲んでいたグループの脳萎縮率は年間0.76%だったのに対し、偽薬を飲んでいたグループは1.08%と萎縮が進行していた。

軽度認知障害からアルツハイマーを発症する人は脳が急速に萎縮することが分かっており、ビタミンBにはアルツハイマーの発症を遅らせる効果があるかもしれないと研究チームは指摘する。

ただし今回の実験は被験者が少なく期間も短かったことから、実験を行ったオックスフォード大学薬理学部のデビッド・スミス氏は「非常に有望な結果ではあるが、ビタミンBにアルツハイマーの発症を遅らせたり予防したりする効果があるのかについて結論を出すには、さらに実験を行う必要がある」と解説。「年を取って物忘れが不安になり始めた人が、医師に相談することなくビタミンBのサプリメントに飛びつくことはまだ勧めない」と釘を刺している。

研究に資金提供したアルツハイマー病研究財団も、このたびの調査で重要な結果を得られたが、さらなる研究が必要と述べている。

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